
入社から現在までどのような業務を担当したか
私は高校を卒業後、北関酒造に入社しました。
入社時は製品課で充填ラインを担当し、その後、醸造課で酒造りを学び、製品課へ異動しました。現在は製品課の統括課長として、製品課が一つにまとまり、お互いに協力し、助け合える働きやすい環境を目標に、日々みんなとコミュニケーションをはかりながら業務に取り組んでいます。
私は高校を卒業後、北関酒造に入社しました。
入社時は製品課で充填ラインを担当し、その後、醸造課で酒造りを学び、製品課へ異動しました。現在は製品課の統括課長として、製品課が一つにまとまり、お互いに協力し、助け合える働きやすい環境を目標に、日々みんなとコミュニケーションをはかりながら業務に取り組んでいます。
北関酒造の製品課は大きく3つのラインに分けられ、どれもお酒を充填します。容器別、容量別にびん詰ライン、大パックライン、ミニパックラインですべてです。各ラインでは商品をコンベアで流し、容器のセット・洗浄、充填、検品、段ボール詰めを流れ作業で行い、製品として出荷される状態にします。
前職の医療機器メーカーを辞めて転職活動をしているなか、友達と訪れた居酒屋で日本酒のおいしさに気づきました。機器メーカーの業務とは異なりますが、技術を使っていいものを作り上げるという点で通ずるものがあると考え伝統文化でもある日本酒を自分の手で造ってみたいと思い応募しました。
昔は「背中を見て学べ」という気概の職人が多かったと聞き、上吉原杜氏もその時代を通ってきた一人です。しかし、杜氏を含む蔵人のみなさんは忙しい時にも私が理解するまで教えてくれます。
また日本酒造りは、完成までに多くの工程があるので、作業が始まると自分の持ち場から離れることが難しいです。それでも入社して日が浅く知識と経験が少ない私が、他の蔵人さんに並びたいという一心で自分の持ち場以外でも志高く働くことができています。上吉原杜氏のもと、盤石な教育体制が整っているので、安心して仕事に取り組むことができ、とてもよい環境です。
はじめに、日本酒について学びます。学習の機会として日本酒の通信教育や講習会に参加し、日本酒の造り方から分析方法までを一通り身につけるところから始まります。
実際の業務については、杜氏や酒造技能士の有資格者である蔵人から仕事を学びます。新人の蔵人は1人ではなく2人体制で各持ち場を担当し、慣れや熟練度に応じて一人で任されるようになります。日本酒造りの工程・チームは下のように大別され、それぞれ1~2名で構成されます。
・米荷受け/米洗い ・蒸かし(窯場作業) ・製麹(麹室作業)
・酵母培養/搾り ・モロミ管理 ・お酒の移動/1次ロカ/調合/火入 ・2次ロカ/詰め前お酒調整 ・分析
その中で、一時的に作業が増える場合は他の工程の補助をすることもあります。